ここでは一部の作品・取り組みを紹介しております。
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◎世界遺産石見銀山遺跡とブランディング
石見銀山遺跡は、2007年7月、国内で14番目の世界遺産に登録されました。
石見銀山の行動計画とブランディング計画は、世界遺産登録以前の2005年から官民による「石見銀山協働会議」によって協議されました。当社は、そのアクションプラン検討とブランドマークの策定に係わってきました。
アジア初の鉱山遺跡であることから、ブランドマークはアジアンテイストに、ロゴタイプは、かつて石見銀山を領有していた毛利輝元の書状から抽出した文字をアレンジしたものです。
◎消える村の記憶
町村の名前が次々と消えていった平成の大合併。村の歴史を知る古老たちで編成された委員会で一年をかけて編纂した閉村記念誌には、村の記憶が刻まれました。昭和の良き時代も厳しい試練の時代も、村の表情はそれぞれにまちがいなく輝いていました。自然と人が結び合って、豊かな地域をデザインしていた時代でした。
◎滞在型スクーリング「石見銀山三日籠り」の場合
世界遺産でありながらモニュメント性に乏しく、わかりにくいと言われる石見銀山に、全国各地の大学生や社会人を招く、滞在型スクーリングを続けています。銀の歴史はもとより、自然と協調した生活文化が残る石見銀山を集中的に体験学習した参加者を通して、地域の正確な情報が全国に伝えていこうというものです。14年間の述べ300名の参加者はそれぞれ論文や各種の文化イベントで発表するなど、石見銀山のスポースクマンとして全国で発信しています。
◎神話の国の神楽
『古事記』『日本書紀』などに見られる出雲系神話の舞台である島根には、神話を題材にした演目を舞う出雲神楽や、神話に加えて歌舞伎などの影響を得た新作も多い石見神楽があります。殊に出雲神楽は民俗芸能のルーツのひとつと位置づけられ、全国の神楽に影響を与えています。いずれも、古い教えを引き継ぎながら進化する大切な芸能文化です。
当社は、こうした伝統芸能の記録・発信、催事の企画運営などを行ってきました。
◎たたら製鉄と石見銀山
古代から伝わる和鉄づくりの技法「たたら製鉄」は、中国地方一帯で盛んに操業されていましたが、近代工業の発展に伴いいつしか廃れてしまいました。島根東部には全国でめずらしく当時のたたら製鉄遺構や技術が多く残されています。
また、石見銀山遺跡は江戸時代には大量の銀を世界に送り出し、大航海時代の世界経済に影響を与えました。やがて近代に入り銀生産が終焉すると、鉱山はその姿のまま自然の中に埋もれ、今に残されています。
当社は、これら国内を代表する産業遺産の価値を学ぶ機会を創出しながら、産業観光のルートとして発信する様々な事業を継続しています。
日本遺産や日本風景街道「神仏の通ひ路」などの観光資源、また各種団体のプロモーションやCI計画。そして地域ブランドや商品開発など、あらゆるプロモーションにあたっても持続するデザインを心がけていきます。
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景観に配慮したサイン計画やモニュメントづくり、各種展示計画、キャラクターデザインなども行なっています。